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メサ・グリルでのE.ギガル(E. Guigal)ワイン・テイスティング

メサ・グリル(Mesa Grill)で、J & P ホールセール (J & P Wholesale)が、ワイン・テイスティングを開催しました。E.ギガルのワイン研究学者 (oenologist)、フィリップ・ギガル氏 (Philippe Guigal)と、マーケティング・マネージャーのイヴ・ライクヴァート氏 (Eve Ryckewaert) が、直々に、E.ギガルの現在のヴィンテージ物と、新しいワインを、テイスティングでご披露しました。ご存じない方のためにご説明すると、 E.ギガルは、ワインの醸造所でもあり卸売商 (négociant) でもあります。ここは、コート・ロティ (Côte Rôtie,)、コンドリュー (Condrie)、クローズ・エルミタージュ(Crozes Hermitage)、エルミタージュ (Hermitage)、とセント・ジョセフ (Saint Joseph) に葡萄畑を所有しています。これら以外の全てのAOC (Appellation d’origine contrôlée) は、E.ギガルが栽培したものではありません。

E.ギガル ワイン・テイスティングへの参加者数は驚くべきものでした。業界の殆どの全員の方々が (あくまでこの地域でという意味ですが)が参加したり、代表者を送り出したりしていました。メサ・グリルのソムリエ、 ダナ・ハヌソヴァ氏 (Dana Hanusova),が、このイベントで、私にとってのテイスティングのパートナー役を務めてくれました。 

ワイン・レビューと、ワイン・テイスティング・ノート:  E.ギガルのワイン 私のトップ6

下記が、E.ギガル ワイン・テイスティングで出会った私にとってのトップ6についての、私のワイン・テイスティング ・ノートと簡単なワイン・レビューです。:

コンドリュー (Condrieu) 「ラ・ドリアーヌ (La Doraine)」 2006年物

このワインは、ヴィオニエ (Viognier) 100% 使って9ヶ月間かけて新しいオーク樽で造られました。この白ワインには、アカシア、リンデン、アプリコット、ホワイト・ピーチ、ロースト・アーモンドとバニラの感触の複雑なアロマがあります。リッチで、フル・ボディの程よくまろやかなこのワインは、今回のテイスティングでの、私のお気に入りのひとつです。もう飲み頃です。

エルミタージュ エックス-ヴォト (Ermitage Ex-Voto) 2001年物

このワインは、最高に良い年のワインだけを使って醸造されたと伺いました。マルサンヌ (Marsanne) 95%と、ローザンヌ (Roussanne) 5%を使って18ヶ月かけて新しいオーク樽で造られました。しかしながら、このワインには、新しいオーク樽で、長い間かけて熟成されたかの様な特徴が感じられました。

この白ワインには、アカシア、ピーチ(殆どホワイト・ピーチ)、マルメロ(quince)、蜂蜜、オーク、トースト、クローブ、バニラとロースト・アーモンドの複雑なアロマとブーケがあります。リッチで、ふくよかで、末永く続くスパイシーな後味があります。このワインは、あと35年で飲み頃を迎えるでしょう。

セント・ジョセフ「ヴィーニュ・ド・ロスピス」(St. Joseph “Vignes de L’Hospice”) 2004年物

シラー (Syrah) 100%を使って30ヶ月かけて新しいオーク樽で造られました。このディープ・レッドのワインには、ルビー色と紫の色調があります。ブラックカーラントと、ブラックベリー、わずかなプルーンや熟しすぎたチェリーの兆し、木のスパイス、コーヒー、皮、オーク、バニラの皮とトーストのアロマです。とてもまろやかで、強いながらもエレガントなタンニンで、長くてスムースな後味です。 もう飲み頃です。

コート・ロティ 「ラ・テュルク」 (Cote Rôtie “La Turque”) 2004年物

シラー (Syrah) 93% と、ヴィオニエ (Viognier) 7%を使って、42ヶ月かけて新しいオーク樽で造られました。 このディープ・レッドのワインには、ルビー色の濃い色調があります。ブラックベリーと、ブラックカーラント、ダーク・チョコレートでコーティングされたモレロチェリー、バイオレット、コーヒー、スパイシーな木と、僅かながらにトリフ、オーク、バニラとローストした種のアロマです。フル・ボディで、エレガントなまろやかさと、なめらかな舌触り、そして余韻の長い後味があります。このワインはあと35年で、とても素晴らしい出来映えになるでしょう。

コート・ロティ 「シャトー・ダンピュイ」 (Côte Rôtie “Château d’Ampuis”) 2004年物

シラー (Syrah) 95% と、 ヴィオニエ (Viognier) 5%を使って、38ヶ月かけて新しいオーク樽で造られました。 このルビー・レッドのワインには、複雑なブーケと、ラズベリー、ブラックベリー、ブラックカーラント、プルーン、ドライ・ハーブ、バイオレットと、微かなバニラ、コーヒー、トーストと、スモークのアロマがあります。 ミディアムボディの、エレガントで、うまく構成されて強すぎないタンニンで、心地よく余韻の長い後味があります。もう飲み頃ですが、10年以上寝かせればきっと傑作になるでしょう。

コート・ロティ 「シャトー・ダンピュイ」 (Côte Rôtie “Château d’Ampuis”) 2000年物

シラー (Syrah) 95%と、ヴィオニエ (Viognier) 5%を使って、38ヶ月かけて新しいオーク樽で造られました。このガーネット・レッドのワインには、複雑ながらデリケートなブーケと、ブラックベリー、ブラックカーラント、微かなラズベリー、プルーン、ムスクかレザー、ドライ・ハーブ、バイオレット、ほのかなバニラと、トーストのアロマがあります。of.  ミディアムボディの、うまく構成された程よいタンニンで、スムースな後味があります。もう飲み頃です。

今回のワイン・テイスティングについては、これでおしまいです。乾杯~!