「パリスの審判」の著者として有名なジョージ・M・テイバーが、デルーカ・リカー&ワイン (Deluca Liquor & ワイン) の主催のレクチャーでスピーチをしてくれました。「パリスの審判」と1976 年 パリ・テイスティングについては、『ジョージ・M・テイバー(George M. Taber)のレクチャー: 「パリスの審判」』のブログをご覧ください。
ジョージ・テイバーの新作、「コルクするか否か」が、今回のレクチャーのテーマでした。この本には、コルクの利用にまつわる問題点について書かれています。更に、ワイン・コルクに取って代わる様々なワインの封印方式が紹介されています。それらの方式についてのメリット、デメリットについても語られています。
私はまだこの本を読んだことがありませんので、本についてはここではお話しません。ただ、ジョージが雄弁に語っているように、世の中には完璧なコークというものは存在しないのですが、今日のワインにはもう「コルク・テイント」などというものも存在しないとだけ申し上げておきましょう。
オーストラリア・ワインとコルク・テイント
これは私のつたない意見ですが、オーストラリア・ワインが、世界で最もコルクで汚染されたワイン(すなわちコルク・テント)でしょう。
私が思うに、南アメリカのワインには同様の問題がないので、ポルトガルからオーストラリアまでの長旅によるものではありません。問題は、オーストラリアの関税が、輸入される木材や、木材でできた製品を積んだコンテナのすべてに燻蒸する慣習によると思われます。恐らく、オーストラリアでのワインのコルク汚染の問題は、この燻蒸プロセスに関連しているのです。
私の理論は的を得ていましたか?それでは、次回まで!乾杯~!